歴史のマンガ・ゲーム

歴史マンガの背景解説(写真や図解)・感想+歴史ゲームなど

エリートなソニーと庶民な任天堂の思想

ソニーがゲーム会社の引き留めに必死なのだそうだ。これまでの傲慢な態度をひるがえし、開発技術などを懸命に提供しているらしい。すばらしいことだ。しかし、PS3のソフトを1本作るお金でWiiのソフトが4,5本作れるという。

任天堂の一発逆転をねらった作戦は、発売前には笑われ、発売直後も「携帯ゲーム機には勝てない」と言われていたが、今や販売台数はファミコンを超え、次世代機としては大きくリードするという見事な成功をおさめつつある。

実は両者の戦いは、突き詰めると思想の戦いだった。そして勝ったのは、よりわかりやすい思想だった。

任天堂の思想は明確だ。「ゲーム人口の拡大」「敵はソニーではない。人々の無関心だ。」ほとんどの人が理解可能な思想だ。

対するソニーの思想は、エレクトロニクスの覇権をマイクロソフトインテルから奪取するというものだった。

日本の復権をかけて、すさまじい性能のセルチップを開発し、それをPS3という箱に入れて普及させる。その先にあるのはホームコンピューティングの支配者マイクロソフトを一気に追撃し、Windows寡占状態の市場を正常化するというねらいだ。

両者ともすばらしい思想なのだが、ソニーの思想は難しく、いかにもエリートっぽい。はっきり言って一般人にはほとんど理解不能だ。

それに、今や任天堂Wiiがホームコンピューティングを変えつつある。天気予報、ニュース、インターネットが見れる。キーボードも使えるようになった。これでメールクライアントが発売されれば、立派なホームコンピューターだ。

エリート的な考え方は、えてして高尚すぎる。逆に言えば、わかりやすさとは、とても大切なことなのだ。

-----------------

sent from W-ZERO3