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蹴りたい背中

寮の後輩が貸してくれて、読んでみた。悪くない。深みはなく、心配なくらいにストレートなのが、心地よい。ただし、深みは本当にない。少々レトリックがくどいのが気になったが、全体として悪くない気がした。

一歩引いてみると、女子高校生についての社会学的なモノグラフのような文章である。つまり、そういうものとしての価値がある。

ちなみにその後輩は親との共有物として、その本を読むことを提案したのだという。いろんな家庭があるものだ。

cover

蹴りたい背中

綿矢 りさ (著)

単行本: 140 p ; サイズ(cm): 182 x 128

出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309015700 ; (2003/08/26)