本屋という商売の利益率は、非常に低い。例えば1000円の本があったとして、そのうちの本屋の利益分はいくらぐらいかというと、数十円もない。
それではやってられないだろうと思ってしまうが、本の商売には再販制度というものがあって、売れ残った本は出版社が買い戻してくれることになっている。つまり、基本的に損害は発生しない。
しかしここで重大な問題になるのは、万引きによる損害である。その損害額はかなり大きく、利益額とそう変わりないぐらいにまでなってしまう。当然、万引き対策が検討されるが、コストの関係から難しい。
・・・万引き対策のテクノロジは、ものすごく高く売れるかも?