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がんばり電話

みなさんは「がんばり電話」というのを、ご存じだろうか?これは、塾で働いている知人から教えてもらった話である。


その知人は、夜11時くらいに生徒全員に電話をかける。そして「がんばってるかー?」と聞く。これが「がんばり電話」の内容である。いわば、応援の電話である。これが効くというのである。

普通、学校から電話があると、親は「うちの子供が何か悪いことしたのかな?」と思ってしまうものだ。この「がんばり電話」は、そこを突く。電話の内容が応援であることに気づいて、「なんて良い先生なんだ!」と親は思ってしまう。つまるところ「ガンバリ電話」とは、効果的なイメージアップ手段なのである・・・俺の立場から見ると、「してやられた!」と思ってしまう。


以下余談であるが、このようなことを公立学校もやる可能性は、ないとは言えない。例えば、東京都では既に学区を越えて自由に中学校を選ぶことができる制度が、既に導入されている。この結果として、入学希望者0人という超不人気校も出現している。このような不人気学校が、イメージアップのためにカリカリと「がんばり電話」のような営業努力を始める可能性はある。

そもそも、あながち悪いことではない。子供としては、夜勉強しているところに応援の電話がかかってこれば、うれしくて、もっとガンバル。子供を強くするのは、たぶん、このような「ガンバリ」の積み重ねだ。しかし、アレもコレもやっているとキリがない・・・うーん、どうなんだろ?