「アレキサンダー大王って、何をした人なの?」
「ギリシャからインドまで大遠征をして広大な王国をつくったんだ」
「すごいね」
「ナポレオンも敬愛していたそうだね」
「へえ」
「ナポレオンがエジプト遠征時に学士団を連れて行ったのは、アレキサンダーの真似をしたと言われているんだ」
「学問を大切にしたんだね」
「そうだね。アレキサンダー大王はアリストテレスに付いて学んだんだ。現代では当たり前になっている論理的思考の開祖のような人だね」
「戦うのが上手なだけではなく、文武両道だったんだね」
「不公平だよね」
「へ?」
歴史マンガには戦場が出てきます。そこで指揮官が采配を振るい、味方を奇跡的な大勝利へと導く過程を調べるのが、私は好きです。
そこで、岩明均著の『ヒストリエ』に出てくる戦いも、上から鳥瞰した動画アニメーションにしました。
物語の中ではアレキサンダー大王の長征はまだ始まってもいませんが、これから何度となく出てくるのではないかと思います。それらについても動画にしていきたいと思います。
- 作者: 岩明均
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紀元前338年、マケドニア軍とアテネ・テーベ軍がカイロネイアで衝突しました。アテネ軍はマケドニア軍の陽動にかかり前進しすぎ、アレクサンドロスの率いる騎兵隊がテーベ軍の後背に回り込むことを許してしまいました。このときアレキサンダーは弱冠18歳でした。
歴史マンガ「ヒストリエ」9・10巻のカイロネイアの戦いの動画
BBCが作った動画もあります:
The Battle of Chaeronea 338 BC
8巻の「帰途の一戦」も動画にしてみました。
紀元前339年、スキタイ遠征からの帰途にあったマケドニア軍とトリバロイ人との戦い。マケドニア軍は油断していた。フィリッポス王は最初の襲撃で重傷を負います。
おわりに
野戦中に各部隊に指示を出せるようになったのはナポレオン以降だと言われています。紀元前300年代という大昔に大部隊を指揮して大きい野戦で作戦を実行しているのはすごいと思います。今後の展開が楽しみです。