『乙女戦争』で描かれるのは次のような史実です。1400年代初頭、腐敗していた教会にボヘミア王国の民衆が反旗を翻し、彼らを討伐するためにヨーロッパ中から派遣された混成軍を、圧倒的な劣勢の元で打ち破ります。
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ : 1 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ (アクションコミックス)
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2014/04/30
- メディア: Kindle版
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この戦争は、チェコの最大の歴史的事件「フス戦争」です。しかし出てくる語句が理系人間には分かりにくかったりしたので、主にウィキペディアを使って解説記事を書きました。みなさんのご参考になれば幸いです。
この記事の見方
あらすじ
舞台は15世紀初頭のチェコ、当時はでした。
物語は主人公の少女シャールカがに襲われるシーンから始まります。
傭兵隊(通称「トロツノフの隻眼巨人隊」)の隊長のは、 で と を開発していました。
話題としては でも乱暴していた、という話が出ます。
主人公シャールカはや の話を聞かされます。
主人公が加わった傭兵隊はある都市を訪れますが、すでにによって略奪された後でした。 生き残りから、略奪軍はへ向かったと聞くと、傭兵隊はそちらへ向かいました。
ここで少しをめぐる動きが説明されます。
ローマ教皇庁では、である が、 は異端であるとして、 異端者狩りのを に送ることを決めます。 そして、指揮するのはと決められます。
ハンガリーのにある では、 神聖ローマ帝国皇帝のが 放蕩な后のと を呼び寄せます。
は軍事拠点を建設しますが、 押し寄せるに恐怖し、の だと言い始めます。
に諸侯の軍勢が集まります。 はフス派の代表団と会見します。 はなどの を示して講和を求めますが、 すでにを手中に収めている は、和議を決裂させます。
は近郊に野営し、 と野戦をすることになります。 には、 ドイツ騎士団のなどが集まります。
1巻はここまでです。
それにしてもニッチなテーマ設定ですよね。これでも収益が出るものなんでしょうか…私個人は好きですが。